譲り受けた翌日起こった悲劇…善意に付け込む犬猫の「無償譲渡」の"知られざる実態"――ペットジャーナリストが明かす悪徳手口と3つの対策
残念ながら、無償譲渡をうたうウェブ上の募集には、さまざまなリスクが潜んでいます。
その手口を知り、適切な対策を講じることで、不幸なトラブルから犬や猫、そして里親希望者を守ることができます。筆者が耳にした“詐欺まがい”の手口をいくつか紹介します。
①「犬・猫舎閉鎖につき」には要注意
SNSで「猫舎閉鎖につき無料譲渡」と、純血種の複数の子猫の動画が投稿されていた。気に入った子猫がいたので問い合わせると、フード代や譲渡までにかかった医療費などとして5万円を請求された。
「純血種をペットショップで購入するよりは安い」と振り込むと、連絡が途絶え、子猫を受け取ることができなかった。
②ペット保険料の還付はほぼ100%詐欺
SNSで見つけた子犬の無償譲渡。問い合わせると「この子犬は年2万1000円の保険に加入している。半年後に返金されるように処理してあるので、そのぶんは支払ってほしい。保険証書はでき次第、送る」と言われた。
子犬を早く迎えたくて支払ったが、保険証書は届かず。譲渡先と連絡がとれなくなったため、聞いていた保険会社に問い合わせると、「そのような契約も、返金のある保険も存在しない。還付金詐欺にあったのでは」と告げられた。
動物愛護団体を装う詐欺
③動物愛護団体を装う悪質なケースも
インターネット上で見つけた猫の無償譲渡。問い合わせると、動物愛護団体であることを告げられ、フード代やワクチン代などの医療費として、4万円を請求された。「見学で気に入らなければ返金する」「問い合わせが多い」ことを理由にせかされて、振り込んだ。
2日後、指定された動物愛護団体の施設に猫を迎えにいったが、「そのような猫の里親募集はしていない」と告げられ、担当者の名前も告げたが、「そんな人はいない」と言われた。
④事前の見学拒否は健全でない
SNSで無償譲渡の子猫を見つけた。事前見学をさせてほしいと申し出たところ、無償譲渡の場合は見学を受けていないと断られた。画像で見て気に入っていたので「迎えたい」と伝えると、「この子猫がお気に入りのキャリーバッグに入れて渡すので、バッグ代の7800円を払ってほしい」と言われた。


















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