FX個人トレーダーのシンボルは「ミセス・ワタナベ」から「FX戦士くるみちゃん」に変わるのか

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(写真:ブルームバーグ)

日本の外国為替証拠金取引(FX)での個人トレーダーの象徴的なイメージは何十年にもわたり、「ミセス・ワタナベ」だった。金銭的に余裕のある専業主婦で、家計を管理し、夫が仕事に出ている間に手持ち資金で為替取引を行う存在として描かれてきた。

FX投資の新しい顔

こうしたステレオタイプ的な見方は、何年も前に時代遅れになっている。日本でも海外同様、専業主婦は今やほとんどいない。多くの世帯は共働きだ。

そろそろFX投資の新しい顔が必要なのかもしれない。そこで登場するのが、ピンク色の髪をした女子大学生の福賀くるみだ。個人向けFXを題材にした新作アニメの主人公だ。

ソニーグループが出資しているエンターテインメント大手、KADOKAWA(カドカワ)は先週、「FX戦士くるみちゃん」をアニメ化すると発表した。もともと2021年にウェブコミックとして始まり、その後漫画として出版された作品だ。

この発表はこれ以上ないほど絶妙なタイミングだった。米国と日本による協調介入の観測が広がる中で円高が進み、最近の円相場でも特に注目度の高い1週間と重なった。

アニメの放送開始は年内になる予定だ。実際に漫画を探し出して読んでみると、為替トレーディングが決して格好良く描かれていないことが分かった。軽いネタバレになるが、冒頭数ページでくるみの母親は、08年の金融危機時にFX投資で2000万円の損失を抱え、自ら命を絶つ。

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