もう当たり前になりつつある「折りたたみスマホ」 モトローラrazr fold投入で競争は新局面へ。アップル登場前夜の市場変化
さて一般には折りたたみスマートフォンといえば、普通のスマートフォンを左右に開くモデルが該当する。フォールド式とも呼ばれるモデルだ。日本で販売されている代表的な製品はサムスン電子の「Galaxy Z Fold7」やグーグルの「Pixel 10 Pro Fold」があり、日本に先行投入されたヌビアの「nubia Fold」は価格の安さで売り込みをかけている。
折りたたみスマートフォンは類似した製品に比べて価格が高いことがマイナスポイントとなっている。それでも折りたたみスマートフォンを使うユーザー数は年々増えている。特にフォルダブルモデルは開けばほぼ正方形の8型サイズの画面が使えるため、複数のアプリを使ったりオフィスファイルを大画面で見るといったビジネス用途だけではなく、写真や動画をより大画面で見るエンタメ用途、さらにそれらの編集というクリエイティブツールとしても使うことができる。
モトローラは2025年まで一貫してフリップ型のモデルだけを販売してきた。しかし2026年、ついに同社初となるフォールド型のモデルを投入したのだ。それが「razr fold(レイザーフォールド)」である。
ペンも使える薄型モデル
「razr fold」の性能はまだ全容が公開されていない。閉じた状態では6.56型画面の普通のスマートフォン、開けば8.09型画面の正方形タブレットとなる。サイズや重量も非公開だが、実機を持ってみたところ、閉じた状態では一般的なスマートフォンとそれほど変わらぬ重量であり、「razr fold」が折りたたみスマートフォンであることを忘れてしまいそうだった。
また本体を開けば小型タブレットになるため、前述したように一般的なスマートフォンではできない作業を楽に行うことができる。カメラは5000万画素クラスを3つ搭載しており、これは各社のハイエンドスマートフォンと比べても引けを取らない性能だ。「razr fold」を開いた状態でカメラアプリを起動すると、被写体の細かい部分までプレビューしながらシャッターを押すことができる。カメラとしての利用も十分使いやすい。
現時点でフォールドタイプの折りたたみスマートフォンを海外で販売しているメーカーは、ほかにオッポ、シャオミ、ファーウェイ、オナー、ビボ、テクノなどがある。このうちオッポとシャオミは日本でもスマートフォンを出しているが、折りたたみモデルの展開は一部の国のみだ。本体価格が高いことや、複雑かつハイコストなフォルダブル画面の修理などアフターサービスを考えると、シェアの低い日本では製品を出しにくいのだろう。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら