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希少生物の主要な生息地で自然破壊が進む…「釧路湿原メガソーラー問題」釧路市と事業者の激しい攻防

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しかし近年、キタサンショウウオの生息状況が悪化。2020年3月の環境省のレッドリスト改訂時に、それまでの準絶滅危惧種から絶滅危惧IB類へと絶滅危険度が2ランクもアップした。キタサンショウウオを保護する市博物館は危機感を募らせた。

開発事業者が「調査したが繁殖(キタサンショウウオの場合、産卵)は確認できず、生息地ではないと思われる」と結論づけることはある。きちんとした調査が行われたかどうかを行政はチェックする。キタサンショウウオは透明度が高く水の深さも十分ある水域に生息すると思われがちだが、実際には水深が浅く、濁った水たまりでも産卵が確認されている。

市博物館に日本エコロジー社が提出した調査報告書について、博物館側は「経験不足者による調査」「精度が低い」と判断。再調査を求めるなどしてきた。

釧路市貝塚の事業地(写真:2025年10月、河野博子が撮影)

キタサンショウウオの調査に関心集まる

市と事業者の攻防が続く一方で、市民や研究者の間でキタサンショウウオの調査・保全への関心が高まっている。釧路自然保護協会は昨年10月、キタサンショウウオの調査などを目的にしたクラウドファンディングを呼びかけた。

その結果、終了日の12月26日時点で、目標額の500万円を超える535万8942円が集まった。直接寄付金を持ってきた人も含めると、800人以上が約580万円を寄せてくれたという。

担当したNPO法人・環境把握推進ネットワークPEG代表の照井滋晴さん(42歳)は「こんなに集まるとは正直、思っていませんでした。この問題の大きさを感じました。調査を進めて、成果を報告し、データを自治体などに提供していきたい」と話した。

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【釧路湿原の乾燥化と局所的な乱開発の「ダブルパンチ」】

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