織田信長や明治天皇も切り取ったという伝説の香木【蘭奢待】1000年の時を経て蘇った"驚きの香り"
そして、足利義政や織田信長、明治天皇といった時の権力者が少しずつ切り取っていき、切り取られた部分には、付箋が残されているのです。
ちなみに、蘭奢待には「黄熟香(おうじゅくこう)」という正式な宝物名があるものの、「猛々しく奢った侍が必ず欲しがる」ことから、後になってその名がついたといわれています。
蘭奢待という名前をよく見てみると、「東大寺」という漢字が隠されており、過去の偉人による東大寺への敬意が、隠し字によって表現されていると考えられているのだそうです。
1000年の時を経て再現された驚きの香り
この蘭奢待ですが、1000年以上経った現在でも、近づけばほんのりと香るというのだから驚きです。一体、どんな香りがするのか、とても気になりますよね。
実は昨年(2025年)、奈良国立博物館で開催された正倉院展では14年ぶりに蘭奢待が公開されました。さらに、技術者の方々が蘭奢待の小さなカケラの成分を分析し、歴史上初めて香りの再現に成功したというのです。
この再現された香りを体験できるイベントが東京にて開催されていたため、私も参加してみました。嗅いでみて驚きました。想像していた香りとは全く異なっていて、甘い香りが非常に強かったのです。
正倉院展で1度展示された宝物は最低でも10年は休ませるそうですので、蘭奢待に出会えるのはだいぶ先になりそうですが、再現された蘭奢待の香りは、どこかで展示されるかもしれません。
「蘭奢待」に関するニュースにアンテナを張っておけば、信長をはじめとする歴代の偉人が夢中になった香りを体験できるかもしれませんよ。現代の技術によって、古の伝説の香りを楽しめるなんて、とてもロマンのある話ですよね。
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