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「中国こそ地球を管理する」父を粛清した毛沢東に心酔する習近平――"第2の文革"完遂を目指す恐るべき野望

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清朝が倒れ、中国人の孫文が大統領として君臨したときは、革命に伴う血なまぐさい闘争が繰り広げられた。清朝の政治体制がよかったから、各地の満洲人を殺害したあとの権力移譲、中華民国成立もスムーズだったのだろう。現在の台湾の自由主義と民主化は、その血が流れていればこそだ。

モンゴル人の大元ウルス(皇帝クビライ・ハーンが支配した領域)では、そもそも中国風の文化大革命的ゲームに興味がない。

さまざまな国家や民族を傘下に入れた巨大政権であり、中国文化に取り込まれることもない。民族固有の支配体制を守っていたので、漢人と文化抹消のゲームをする必要などなかったのでのである。元朝時代の出版文化がそれ以前の宋と、それ以降の明以上に栄えていた事実がその真実を伝えている(宮紀子『モンゴル時代の出版文化』ほか)。

「中国の夢」とはすなわち「文化大革命の完成」

いつの時代もどこの国でもジェノサイドは起こるが、その殺し方、殺す理由付けが、いかにも中国的で「文化大革命的」である。毛の個人的資質が影響している面もあろうが、その政治的手法は決して毛独自のものではない。

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毛は事あるごとに秦の始皇帝や明朝の初代皇帝・朱元璋を持ち出して、粛清と弾圧を繰り返したこの皇帝のように敵を徹底的に粛清することを正当化する。それが文化大革命的である。

また、文化大革命を清算しようとしても徹底的にできないから、不十分な名誉回復しかかなわず、何かを隠蔽せざるをえなくなる。すると不満をもつ人が出てくるから、文化大革命的な粛清をする。

その政治手法が繰り返されていくわけだ。これは中国の歴史の反復現象である。結局、徹底的な清算は王朝交替しかない。

したがって、共産党王朝が続くかぎり、文化大革命は繰り返される。習近平国家主席が掲げる「中国の夢」とは、すなわち「文化大革命の完成」であり、現代の中国もまた文化大革命の最中にある、といえるのだ。

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