渋谷は25歳「ほろ苦エリート」が選ぶ街だった 高校時代から感じ続けた敗北感
僕らの会社、合コンのオファーがめちゃくちゃ多いんですよ(笑)据え膳食わぬは男の恥って言いますし、今は、目の前にベルトコンベヤーのようにきっちり運ばれてくる、木曜日金曜日夜の合コンを、楽しんでますよ。
20代の男たちが飲む苦汁「ブルータス、お前もか」
そして、数カ月前の合コンで出会ったのが今の彼女。丸の内に本社があって、美人が多いと有名な保険会社T社の一般職の英理(23歳)。同期4人と、鼻息荒く参戦した合コンで出会いました。ほっそりとした色白美人。現在交際3カ月目です。
先日、彼女の誕生日に、大奮発して、『レフェルヴェソンス』に連れて行ったんですよ。高樹町の交差点までタクシーで乗り付けて、長谷寺がある路地を入っていくんだけど、246から1本入るだけで、喧騒が嘘のように静かになります。暗く静かな路地は少し心許なくて、英理は、俺の腕に手を絡ませてきて……交際3ヶ月、彼女の肌の柔らかさにはまだ慣れきっておらず、ディナーを飛び越えて、早く家に連れて帰りたいと思ってしまいました(笑)。
大人の隠れ家という名に相応しいアプローチに、内心どや顔で、彼女の反応をうかがったとき。です。
彼女「ああ、ここ好き! 素敵だよね!」って言い放ったんです。
その時、また「あぁ、お前もか……」って膝から崩れ落ちましたよ。悪夢再びですよ(笑)T社の一般職の彼女の月収なんてたかが知れてます。せいぜい20万強程度ですよね? 彼女の道先案内人をしたのは男に決まってます。それも、相当に手慣れた男……。
「ベッドじゃ社長の上に跨って」ってミスチルの櫻井さんは歌ってるけど、まさに、純情そうな顔したその子が、10個も年上の親父に懐柔されてたかと思うと。やるせないですね。まぁ、僕の妄想ですけど(笑)。