渋谷は25歳「ほろ苦エリート」が選ぶ街だった 高校時代から感じ続けた敗北感
現在は、渋谷から恵比寿方面へ徒歩13分の明治通り沿い、家賃12万円のマンションに住んでいます。 え?何で渋谷かって?
僕は、千葉の中でも再開発で1990年代から爆発的に人口が増えた、ニュータウン新浦安で育ちました。東京も隣だし、お隣の舞浜駅にはディズニーランドが華々しくオープンして、マンションからは、毎晩、舞浜の花火が見えるし……特段、東京に憧れもなかったんです。だけど、そんな僕でも高校時代から、ちょっとドキドキした場所があって……それが、渋谷だったんです。
高校時代に憧れた、あの街、渋谷
高校の時から、週末友達と行くこともありましたが、東京に対して劣等感を持っていない僕でも、渋谷にきた時だけは、「あ、俺、田舎者かも」って、"よそもの”感を感じちゃったんですよね。
ぶっちゃけ、木更津とか、松戸にいるにいちゃん達と正直変わらないんですよ? 毎日、日サロ行ってます! みたいな日焼けした銀髪のにいちゃんや、派手なメイクの経験値ハンパなさそうなねえちゃん達が千葉にもうじゃうじゃいます。
なんなら、眼力でいったら、こっちの方が、筋金入りな感じがして、正直怖いんですが……(笑)
けれど、渋谷にいる人たちは決定的にどこか違う。いや、違うように見えてしまうんですよね。わかりますよ? 実はみんな色々な地方から集まっているだけなんだろうけど、渋谷で集団で合体すると、やたらレベル感の違う大人びた感じがしてしまうんですよね。
「どうして本気でイカレタようなああいう態度や雰囲気が出せるんだ?」とか、「なんであんなナチュラルに変な喋り方を身に付けてんだ?」とか、「あんなビッチな雰囲気の、いい女と、どうやって知り合うんだ!?」とか……(笑)