日本人の金融リテラシーは低い?→実は「戦略的」に資産を守っていた!普通の会社員が資産を築けた理由は"大変動の時だけ動く"こと

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分散投資として積み立てでやるも良し、普段は少額のみの運用にとどめ、大きな経済ショックなどが起きた時のみ大きく動くも良しだ。

自分なりの行動哲学などに基づいてぶれることなく進め、そして行動の結果を見極めてどんどん勉強し、資産運用関連の知見をゆっくり蓄積していけば良いのだ。

かくいう私自身も(本連載で語ってきたように)35歳まではほぼ仕事オンリー人間だったので、頻繁な売買はしてこなかった。

しかし、勉強を兼ねて証券会社の口座を持ったのは学生時代だったし、頻繁ではないものの株式投資歴自体は長い。

また、1日ひいては年間の大半を仕事に注力していたため、「大きな変動があったときのみ動く」を信条にしており、初めて都内マンションを購入したのはリーマンショック後の2009年頃、そのマンションを売却したのはアベノミクス定着後の2018年頃で、ほぼ同時期に今後のインフレヘッジで別のマンションを購入していた。

私自身はもちろん金融市場のプロではないし、専門的かつ包括的な知識があるわけでもない。ただ普通に考えれば、日本でサラリーマンが資産を築く方法の1つとして、こつこつ貯金するのもアリな一方で、「個人ではなく勤務先の信用をベース」に住宅ローンという名のレバレッジをかけられるマンション購入もアリだな、程度には思考が至るだろう。

あとはタイミングと場所選びだけで、ここまではあくまで普通の人が普通に考えられる行動をしてきたに過ぎない(ちなみに、サラリーマン時代の2009年頃に購入してその後売却したマンションは、当時まだ人気のなかった江東区清澄白河の物件だ)。

いずれにしても現在は、黙っていれば経済が成長して誰もがその恩恵を受けられるような時代ではないし、勤務先や仕事だってどうなるかわからないし、貯金しておけば複利効果でどんどん資産が増えるわけでもない。

「自己投資」しながら資産運用の第一歩を踏み出して

こうした時代において、一番の自己防衛手段が「自己投資」によるキャリア開発であることは言うまでもないが、何事も一本足打法ではなく、両輪を廻すほうが安定性や継続性があることも事実だ。

したがって、今の現役世代の社会人は、「金融投資や副業等のマルチで稼ぐ」という気概が大切だし、その第一歩を自分自身のタイミングで踏み出すことが大切だ。

繰り返しになるが、巷にあふれるSNS勧誘や広告に惑わされることなく、自分自身の頭と足で勉強し行動し、自分の納得と責任を持って、長期的な目線で資産運用などに励んでいただきたい。

そうすれば少なくとも、現役引退後も経済と何かしらのかかわりが維持されて、“生涯勉強”のスタンスにもつながるだろう。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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