年収500万円以上の男性を希望しても2割しかいない…結婚に必要な年収が「インフレ」してしまった構造的問題

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年収の絶対額ではなく、「女性は自分の1.5倍の年収相手を求める」というのを基準にすると、女性自身の年収があがればあがるほど相手に求める年収があがってしまうことになります。

女性の大学進学率の増加や大卒女性の絶対数の増加で女性の年収は上昇しています。それに伴い、若年層の特に正規社員における男女の賃金格差は以前に比べればかなり解消されています。それはそれで良いことと思いますが、仮に、そうして女性の年収自体が上昇して、同年齢の男性とほぼ同額となったとします。その場合でも、この1.5倍の基準を守ろうとすると、自然に希望年収そのものが上昇するために対象相手がいなくなることになります。

皮肉にも、女性自身の年収増により、女性の意思とは関係なく、相手への希望年収が自然スライドして高騰する「結婚年収のインフレ」が生じることになります。

高望みではなく、構造上の必然です。

「婚活疲れ」が起こる背景事情

結婚生活は経済生活ですから、自分より稼ぎの少ない相手をあえて選んで苦労はしたくないと思うのは自然です。しかし、その基準を守ろうとすると、「選べる相手はいない」という現実と直面します。

結婚相談所の現場で、仲人から「お相手の年収条件を少し下げてみませんか」などと提案される婚活女性も多いでしょう。仲人が意地悪しているわけではなく、それが現実だからです。

結局、婚活の女性は「良い相手がいない」と愚痴り、男性は「こっちが良いと思っても(経済条件で)相手から選ばれない」とこぼすだけです。婚活男女の8割が「婚活疲れ」をしているというデータもありますが、そうなるのも不思議ではありません。

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