カメレオン、実は「気分」で色を変えている!? 2〜3歳児並みの精神年齢で感情"ダダ漏れ"、心が丸見えで「ギャグ漫画みたい」な日常

✎ 1〜 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ペットショップで選ばれる犬は、人懐っこく月齢の若い子ばかり。4カ月、5カ月と体も大きくなり幼さも薄れ、すでに子犬と呼べなくなったような子は、窮屈そうにガラスケースのなかでストレスをためている。

あの子たちは一体どうなっていくのだろう。その先をみな、考えないようにして通り過ぎていく。いつの間にか店頭からいなくなり、ある日突然若く小さな子犬に入れ替わっている。

しかし、山村さん一家は、全員一致でかーくんを選んだ。

案の定、いざ迎えてみるとかーくんは、ケージを置いている部屋の扉を開けるだけで威嚇した。体を思いっきり広げ、口を大きく開けて「カーッ!」と喉を鳴らす。絵に描いたような「威嚇」の表現もまた、コミカルでかわいらしい。

怒られつつもできるだけかーくんを怖がらせない距離で、山村さんはお世話を続けた。近づいても威嚇されないようになるまでに、3、4カ月はかかったという。

尻尾を立てたカメレオン
カメレオンは楽しいと、犬のように尻尾がピンと立つ。(写真提供:山村さん)

「かーくんに限らず、カメレオンは新しいものが大好きなんです。部屋に散歩ルートを作ってあげようと、枝を吊るしたりロープを張ったりしていたら、すぐ近くまで寄ってきて、ずーっと僕の作業を見守ってくれました。かーくんは特に賢い子でしたね」

一緒に過ごす時間は短くても、失う痛みは家族と同じ

かーくんと出会って、カメレオンの魅力を知った。しかし、かーくんとの暮らしは2年半で終わりを告げた。直接の死因は結局わからないまま。

「正直、失うのがここまでつらいとは思いませんでした。打つ手がなかったのが一番つらかったですね。犬や猫の病気なら、原因やそれに対する処置方法もわかるのに、原因も、対処法もわからなかった。

あのときもっとこうしていたら……という思いがぐるぐる頭を巡ってしまって。犬や猫と同じ、家族を失うほどの心の痛みを感じました」

後編へ続く→「体調悪くても一生懸命生きようと……」診てくれる病院が少ないカメレオンの飼育。<初期費用20万、毎月1万>、犬猫並みの覚悟を要する現実

本連載では、小動物を飼育されている方を対象に、取材にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
宮﨑 まきこ フリーライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

みやざき まきこ / Makiko Miyazaki

立命館大学法学部卒業後、13年間法律事務所にてパラリーガルとして勤務。自己破産、離婚、失業、犯罪など、人生の困難な局面に置かれた人々と接してきた経験を生かし、フリーライターとして独立。
人物インタビューを中心に取材・執筆している。
静岡県浜松市在住。愛犬家。夫と愛犬・鰤(ぶり)と暮らしている。

X:@makiko_miyazaki

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事