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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「次々と人気作品の舞台に」「"朝食戦争"もアツい」 映画『ラストマン』のロケ地《函館》に今、外国人が殺到している"なぜ"

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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たとえば『ラストマン』では、函館市だけでなく札幌市内やニセコ町でもロケが行われています。このように道内の複数地域で撮影が行われる場合には、札幌フィルムコミッションが道内のフィルムコミッションのブロック長として各地域との連携を図っているのです。

札幌フィルムコミッションによると、札幌市内の撮影は、有名な時計台や大通公園、テレビ塔前の道路、旭山記念公園などの観光地のほか、大泉さんの出身大学である「北海学園大学」の系列校「北海商科大学」でも行われたとのこと。

また、豊水すすきの駅近くにある「中央寺」付近では、道路を封鎖して撮影が行われました。

『ラストマン』では付近の道路を封鎖するなど大掛かりな撮影が行われた、「中央寺」付近(写真:筆者撮影)
テレビ塔を望む、札幌の「大通公園」前の歩道でも撮影が行われたとのこと(写真:筆者撮影)

国をあげて「地方都市での撮影」を推進

政府は、12月16日に成立した令和7年度補正予算において、「33年に日本発コンテンツの海外売上20兆円を達成する」という目標の実現に向けて、経済産業省において「コンテンツ産業成長投資支援事業」を行うと発表しました。

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そのうち、ロケ誘致支援について、「ものがたり資産投資補助金(複数年)」として292.9億円を予算化し、「大規模作品製作支援」や「流通プラットフォーム拡大支援」とあわせて施策を推進する、としています。

特に地方都市における撮影誘致により、観光産業の振興だけでなく、映像コンテンツ産業にも直接的効果が見られることにつながるため、今後は大都市部との連携を含め、誘致活動が活発化していくことが予想されます。

函館市のアニメや実写映画での経済効果がベンチマークとなり、他の都市でも活発化されることを大いに期待しています。

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