「巫女」は年末年始でいくら稼ぐのか?金額だけでは測れない、寒さに耐える「神様へのご奉仕」の意外なメリット

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巫女は、単なるアルバイトの枠を超えた、日本文化の深層に触れる業務内容が経験できる仕事です(写真:terkey/PIXTA)
新年あけましておめでとうございます。みなさまは初詣に行かれたでしょうか。
賽銭箱に小銭が投げ入れられる音、柏手の響き、おみくじに一喜一憂する楽しげな声。1月2日の今日、日本中の神社は一年の平穏を祈る参拝客で溢れかえっています。
そんな正月三が日の風物詩ともいえるのが、白衣に緋袴(ひばかま)をまとった「巫女(みこ)」たちの姿です。
破魔矢やお守りを手渡してくれる彼女たちの姿を見て、「年末年始の間だけでどれくらい稼げるのだろうか」と、ふと疑問を抱いたことはありませんか。
働く人を中心に1000人以上を取材したライターの華井由利奈氏は、新著『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑』で、ちょっとしたスキマ時間にちょうどよく稼げる仕事「ちょいワーク」を図鑑形式で100個紹介しています。
以下では華井氏が、おすすめのちょいワーク「巫女」の意外な舞台裏について解説します。

「いらっしゃいませ」は禁句? 

巫女の仕事といえば、授与所でお守りやお札(ふだ)、破魔矢などを参拝客に授ける姿が一般的です。

しかし、その実態は一般的な販売員とは大きく異なります。

まず、この仕事は「商売」というより、あくまで「神様へのご奉仕」を行う場であるため、一般社会で使われる接客用語は御法度とされているのです。

たとえば、参拝客に対してコンビニやデパートのように「いらっしゃいませ」と声をかけることはありません。代わりに「ようお参りです」といった独特の言葉を用います。

また、金銭のやり取りにおいても「1000円お預かりします」とは言わず、「1000円のお納めです」という表現を使います。

地域や神社によって言葉遣いの差異はあるものの、あくまで金銭は商品の対価ではなく、神様への奉納金を取り次ぐというスタンスが徹底されています。

仕事内容は授与品の頒布だけにとどまりません。お神酒(みき)を参拝客に振る舞ったり、祈祷の受付を行ったり、参拝客の案内を行ったりと多岐にわたります。

時には神職のサポートとして宗教的な儀式に参加することもあり、単なるアルバイトの枠を超えた、日本文化の深層に触れる業務内容が経験できる仕事です。

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