「巫女」は年末年始でいくら稼ぐのか?金額だけでは測れない、寒さに耐える「神様へのご奉仕」の意外なメリット

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かつて巫女といえば「未婚の女性」に限られることが通例でしたが、現在では性別や結婚歴に関係なく募集を行っている神社も存在します。時代の変化とともに、門戸は少しずつ広がりを見せているようです。

仕事を始めるための初期費用は非常に安く抑えられます。基本的に、襦袢(じゅばん)や白衣、緋袴(ひばかま)といった主要な衣装は神社から支給されます。

自分で用意する必要があるのは、腰紐や白無地の足袋(たび)くらいで、これらは1000円以内で購入可能です。

ただし、足袋のサイズが合わないと靴ずれを起こすため、プロに見立ててもらうのがおすすめです。

お金以上の価値がある「所作」の習得

巫女の仕事を経験した人たちが口を揃えて語るメリットは、金銭面よりも「経験」です。

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採用されると、神社で事前の研修が行われることがあります。そこでは、正しいお辞儀の仕方や、境内での歩き方など、伝統的な日本の礼儀作法を一から叩き込まれます。

普段の生活では学ぶ機会の少ない、品のある所作や言葉遣いを身につけられることは、その後の人生においても大きな財産となるでしょう。

「貴重な体験をしてみたい」「日本文化を深く知りたい」という動機を持つ人にとっては、時給以上の価値がある仕事と言えそうです。

仕事の探し方は、神社の公式サイトや境内の張り紙をチェックするのが一般的です。求人があれば応募し、説明会や面接を経て採用が決まります。

初詣の賑わいの中、凛とした表情で働く巫女たち。彼女たちは単にお守りを売っているのではなく、寒さに耐え、厳しい作法を守りながら、神様と私たち参拝客をつなぐ役割を果たしています。

もしこれから初詣に向かうのであれば、授与所でお守りを受ける際、その「お納め」の言葉の裏にある彼女たちの頑張りに、少しだけ思いを馳せてみてください。

華井 由利奈 ライター

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はない ゆりな / Yurina Hanai

愛知県出身。大学卒業後、印刷会社に就職。コピーライターとしてトヨタ系企業など100社以上の取材を行った。現在は独立し、女性活躍、ビジネス、生活情報など幅広い分野で執筆。今までに取材した人数は1,000人以上。大学や教育講座での講演も行う。著書に『月10万円を楽しく稼ぐ ちょいワーク図鑑』(東洋経済新報社)、『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』(いずれも光文社)がある。

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