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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

スピッツ名曲の映画化『楓』のロケ地《東京・立川》 いま映画関係者が"最注目している"背景

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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98年には多摩モノレールが開業し、長年の懸案だった市内外の南北の交通が整備されたことから、立川駅周辺が多摩の交通の中心として発展を遂げました。JR立川駅とモノレールの駅はペデストリアンデッキでつながり、特に駅南口の発展に大きく寄与しました。

「多摩モノレール」が開業し、立川は多摩地域の交通の要となりました(写真:筆者撮影)

ロケ地となったのは「立川の新名所」

その昭和記念公園を上から望むことのできるホテルが、「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」。このホテルを中心に、一大商業施設を形作っているのが、「グリーンスプリングス」です。

映画では、福士蒼汰さん演じる「涼」が福原遥さん演じる「亜子」と過ごす印象的なシーンで登場しています。行定監督のイメージにぴったりだったようで、ロケ日程の予定を組み換えてでもここグリーンスプリングスでの撮影を優先したのだとか。

立川の新しい観光スポット「グリーンスプリングス」(写真:筆者撮影)
映画にも登場しています(写真:Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会)

敷地内には、3000人を収容する多目的コンサートホール「立川ステージガーデン」を備えており、立川市民をはじめ多摩地域の人々に文化を届ける場となっています。筆者も多摩住民の1人として日ごろ恩恵にあずかっています。

また、立川駅から続くペデストリアンデッキから、グリーンスプリングスの敷地へ向かう並木道には、「サンサンロード」という愛称がついており、フリーマーケットなどのイベントも多く行われることから、そのシーンが映画にも登場しています。

現在は、クリスマスイルミネーションが街を彩り、12月20日、21日にはステージイベントも行われているようです。23日には、「立川ステージガーデン」で年末恒例の「第九」の無料コンサートも開かれます。

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【立川の発展に寄与する「創業101年の老舗企業」】

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