「ゴールドティア」とは、世界で最も星空の美しい場所へ認定される称号で、地球上にナミブ砂漠(ナミビア)とアイベラ半島(アイルランド)とここの3カ所しかありません。同地域では、街灯や屋外照明に厳しい規制があり、そのため南十字星をはじめ多くの星を見ることができます。
撮影は同地域のカンタベリー地方南部にある小さな町・フェアリー(Fairlie)を拠点に行われ、天候を第一条件に進められました。主演の福士蒼汰さんがニュージーランドに到着した当日、ちょうど絶好の天候であったということで急遽本番の撮影を行った、というエピソードもあるようです。
大変貌を遂げている街「立川」の現在
そして、もう1つのロケ地である立川市は、新宿駅からJR中央線特別快速で約30分。人口は約18万6000人で、多摩地域の商業における中心地となっています。
もともと立川は、戦前に立川飛行場を中心とした軍事都市として発展しました。戦後しばらくの間、在日アメリカ軍基地として使用されていたため「基地の町」というイメージが定着。
1977年にアメリカ軍が横田基地へ移転したことにより、立川基地は全面返還され、その跡地は国営昭和記念公園や陸上自衛隊駐屯地、立川広域防災基地などとして活用されています。
「国営昭和記念公園」は、83年にJR立川駅北口から西立川駅にかけての広大な敷地にオープンされました。秋のイチョウの黄葉をはじめとして、春には菜の花や桜、チューリップなどが咲き乱れ、日本庭園も楽しめることから、立川市民のみならず多摩地域全体、さらに近年は外国人観光客も多く来園しています。
ちなみにこの西立川駅は、松任谷由実さんの『雨のステイション』(75年)のモデルになったといわれ、駅前には歌碑があります。



















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