25年の《年間ドラマ視聴率ランキング》が示す「優勝劣敗」 TBSが上位独占、テレ朝が最多選出…"多様性を失ったTOP10"に懸念も

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SNSやネットニュースなどで話題になった『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)や『しあわせな結婚』、『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)、『ちょっとだけエスパー』などはTOP10圏外となった。

じゃあ、あんたが作ってみろよ
竹内涼真が好演し、主人公・勝男の魅力をさらに引き上げた(画像:TBS『じゃあ、あんたが作ってみろよ』公式サイトより引用)

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、TVerの再生回数でTBS歴代最高記録を塗り替える回もあったほか、SNSでは主人公・勝男(竹内涼真)を笑ってつっこみながら応援するポジティブな声にあふれていた。

同期のドラマのなかで、明らかに飛び抜けて話題になっていたのに、視聴率にはその話題性の高さが表れない。必ずしもそれが一致しないことはこれまでにも多くの作品で示されているが、今年のあまりに偏ったTOP10作品からは、視聴者のリアルタイム視聴離れが進んでいることが懸念される。

26年は「同時性」を生かせるドラマが出てくるのか

ただ、もちろんドラマの数字も話題性も作品次第だ。多くの視聴者に、テレビドラマの最大の特徴の1つである「同時性」を生かして視聴したいと思わせる作品が出てくれば、状況は変わるだろう。

そういうドラマこそテレビでやる意義があるとも言える。来期はそんなドラマが多くなり、バラエティーに富んだTOP10の並びになることが期待される。

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Yasuyuki Takei

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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