令和の高校生「進路は正直なんでもいい」理由。スマホ世代特有の"選ばない"生き方とは?

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また、進路指導の先生が一番困っているのは、上の大学を目指す子が減っていることです。

先生が「君ならもう一段上を目指せるよ」と言っても、「自分には無理だと思います」と返される。

背伸びをした進路は、努力の量を増やします。その努力の過程で、思考力も精神力も伸びる。だからこそ進路選択は、子どもを成長させる“最初の物語”でした。

しかし今の高校生は、最初から成長の機会を手放してしまう。“行ける大学”に行き、“確実な道”を選び、“無難な選択”に逃げ込む。合理的な判断ですが、合理的であるがゆえに、周りに流された進路選択になってしまっているのです。

失敗はしない。けれど、人生を変えるような成長も起きない。

まるでアルゴリズムが提示する“あなたに合う無難な動画”を延々と視聴し続けるように、生徒たちは“無難な人生”を選び続けてしまうのです。

スマホが生み出した「サジェスト的人生選択」

今のYouTubeのおすすめ動画は、「その人にとってハズレが少ない動画」を統計的に提示する仕組みです。「こういう動画が好きなら、こっちの動画も好きだろう」という動画をAIでサジェストしてくれます。

でも、その分今まで見たことのないようなコンテンツや触れてこなかったものにはなかなか触れられません。驚かされることはない。でも、深く感動することもない。「毒にも薬にもならない」という言葉がありますが、まさに毒でも薬でもない動画を見続けることになります。

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