【独自】「最大最悪の大失敗は君をCEOに任命したことである」=ニデック永守氏が後継社長を追い込むメールに書かれていた壮絶すぎる罵詈雑言

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これらは2022年4月、日本電産(現ニデック)の永守重信会長(現グローバルグループ代表)が同社の役員ら幹部50人ほどに送った一斉メールの文面である。名指しされている「君」とは、当時日本電産社長兼CEO(最高経営責任者)から同COO(最高執行責任者)に降格となった関潤氏のことだ。

この2年前の20年、永守氏は日産自動車副COOだった関氏を三顧の礼をもって特別顧問として迎え、21年には初めてCEOのポストも引き継がせた。永守氏は当初「経営手法は私に似ている。決断力や人格どれを取ってもCEOにふさわしい」と手放しで関氏を評価し、成長の柱と位置づけた車載事業本部の指揮も関氏に任せていた。

ところが、22年に入ると雲行きが怪しくなる。

「永守会長が関社長に失望感」の報道

22年1月25日、米ブルームバーグが事情に詳しい複数の関係者を情報源として、「永守会長が関社長に失望感」と報じる。記事によれば、「(永守氏は)特に主力事業の一つである車載事業で業績が悪化していると認識しており」「低収益企業からの中途入社の増加で持ち込まれた諦めや怠けなどの悪習で汚染されていることが原因だとの見方を社内で示した」という。また、同じ記事で「(永守氏は)経営力の低い人物をトップに据えたのは判断ミスだったとの見方を明らかにした」とも報じられた。

翌日に開いた決算会見で、永守氏は「記事のようなことはいっさいない」「会ったこともない人が勝手に書いている」と記事を完全否定してみせた。が、それから3カ月も経たないうちに、冒頭のような一斉メールが送られたのである。

なぜ後継社長が次々と辞めていったのか。その知られざる内実に迫る詳報記事は【独自】ニデックで摘み取られた改革の芽、知られざる関潤氏退社の真相、初めて明らかになった「叱責メール」の壮絶な中身をご覧ください。
竹中 明洋 ジャーナリスト

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たけなか・あきひろ / Akihiro Takenaka

1973年山口県生まれ。北海道大学卒業、東京大学大学院修士課程中退、ロシア・サンクトペテルブルグ大学留学。在ウズベキスタン日本大使館専門調査員、NHK記者、衆議院議員秘書、「週刊文春」記者などを経てフリーランスに。著書に『殺しの柳川 日韓戦後秘史』など。

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