リアルかAIかの判別が難しい…《生成AIが作成した動画》を見抜く「6つの極意」 光と影や物理法則がカギに

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生成AI
生成AI画像・動画の品質は非常に高く、現実のものを撮影した写真や動画と見分けがつかないことも多い(写真:metamorworks / PIXTA)
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犬が赤ちゃんを背中に乗せて走っている。猫が前足で踏んでピザ生地を作っている。世界各国の選手が一列に並んで皿洗い大会に参加しているーー。

もちろんすべて、現実に起きたことではない。TikTokやYouTubeショート、Instagramのリールなどで、このような「生成AI動画」を見かけたことはないだろうか。

動画生成AIサービスは多いが、その1つであるOpenAIの動画生成AIツール「Sora2」を使ったことを示すハッシュタグ、「#sora」はInstagramで184万投稿、TikTokで110万再生されている。

冒頭のような「これは明らかに生成AI製の動画だな」とわかる場合はよいが、最近では視聴者に「これはどっちだ?」と思わせるようなリアルなものも見かける。

生成AI動画なのに、それに気づかずコメントする人も

Sora2の使い方は簡単だ。ログイン後、テキストでプロンプトを入力するだけで動画が生成されてしまうのだ。

「生成AI動画なのにずっと見てしまい、時間が溶けている」と、わかって見ている人もいる。一方で、動画には「Sora」とついているのに、コメント欄には「赤ちゃん大丈夫かな、落ちないかな」などと、明らかに生成AI動画と気付いていない様子の人の声が一定数混じっている。

正直、生成AI動画に騙されたり、見分ける自信がなかったりする方もいるのではないか。生成AI動画を見抜くポイントについて見ていきたい。

「TikTokを見ていると、赤ちゃんとか犬とかの生成AI動画が次々と流れてくる。でも面白いからつい見てしまう。生成AI動画しか投稿していないのに、多くのフォロワーがいるアカウントもある」とある学生は言う。

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