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ライフ #商業施設で変わった街

「再開発?金太郎飴ビルを作るだけでしょ」と思われがちだが…"東東京"を「吸引力のある街」に変えた施設の実態

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  • 坪川 うた ライター・ショッピングセンター偏愛家
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日本人でにぎわう理由の2つ目は、何度でも来たくなる仕掛けがあることだ。

4階の「ジャパンスーベニアゾーン」から外へ出ると、東京スカイツリーを間近で見上げられる「スカイアリーナ」がある。訪問時は、ここでクリスマスマーケットが開催されており、写真を撮る人や食を味わう人でにぎわっていた。鈴の音のようなBGMが響いており、「ジャパンスーベニアゾーン」の日本らしい雰囲気から一変する。目で見て、耳で聞いてさまざまな空間を楽しむことができ、テーマパークのようだ。

ほかにも施設内の至るところにクリスマス装飾やイルミネーションが施されており、歩いているだけで気分が高まる。

また、翌日から「ぬいフェス」が始まるようで、クマやパンダやねこなど、たくさんのぬいぐるみが、ワゴンにぎゅっと積まれている最中だった。

このような季節やトレンドを意識した仕掛けがあることで、何度でも訪れたくなる。いくら観光客が来店したとしても、リピーターを生み出す努力を怠れば客数が落ち、商業施設は衰退してしまう。

「東京ソラマチ」があるからこそ街は変わった

「東京ソラマチ」は巧みなテナント構成、ゾーニング、空間づくりにより、国内外の観光客の満足度を高めつつ、地元民や首都圏に住んでいる買い物客にも喜ばれる施設になっている。

東京スカイツリーの集客の大きなフックだが、日常的に何度も登る人はほぼいないだろう。押上・業平橋エリアが多くの人でにぎわい続けているのは、「東京ソラマチ」が観光客だけでなく、地元民や沿線住民、首都圏の買い物客も取り込んでいるからである。

【後編】「再開発は街の情緒もなくす」と思われがちだが…"渋い街"「業平橋」はいかにして、新旧混ざり合う"おしゃれな街"になったのか

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