現在20種類60匹のカエルを飼育する、主婦のぴよさん(仮名)。きっかけは、長女が拾ってきた1匹のアマガエルだった。カエルのかわいさに気づき、田んぼから10匹を追加。次にオタマジャクシから育ててみたくなり、10匹追加。家族の黙認を得て、6年間で60匹まで増えた。
こんなにかわいいのに、友人に「カエルを飼育している」と話せば、第一声が「気持ち悪い!」。そんなはずはない。ぴよさんはカエルのかわいさを伝えるために、YouTubeチャンネルを開設する。
前編はこちら→「気持ち悪い」が「かわいい」に変わる瞬間 "60匹のカエル"と暮らす主婦が語る驚きの魅力
動画内のカエルたちは、ぴよさんの手のひらに自ら乗ったり、じっと見つめたりと、「ベタ馴れ」しているように見えるが、ぴよさん自身は観察者としての姿勢を崩さない。
「カエルにとって私は、『エサを持ってくる生き物』。その信頼を壊したくないんです」
一定の心の距離を保つぴよさんだが、カエルは彼女にとって家族。一匹失うことは、けっして60分の1の悲しみでは済まない。
オタマジャクシから育てた「イチゴちゃん」との別れ
カエル飼育の楽しさに目覚めたころ、シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシを10匹購入した。そして、初めてオタマジャクシからカエルに変態したのが、「イチゴちゃん」だった。



















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