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NTT、補聴器より手軽なオープンイヤー型集音器を発表。国内1430万人が抱える"聞こえづらさ"に気付きを促す新提案

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  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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「cocoe Ear」を装着した様子。耳をふさがないオープンイヤー型で、一般的なワイヤレスイヤホンと見た目は変わらない(筆者撮影)

日本国内で難聴を抱える人は推定1430万人。だが補聴器の普及率は15.2%止まり。欧米の50%近くとは開きがある。「つけるのが面倒」「まだそこまでじゃない」「高い」——理由はさまざまだが、結局のところ補聴器に手を伸ばさない人が圧倒的に多い。

NTTグループで音響機器を手がけるNTTソノリティが2025年12月3日、新ブランド「cocoe(ココエ)」を立ち上げた。目玉は耳をふさがないオープンイヤー型の集音器「cocoe Ear」。世界初だという。補聴器とワイヤレスイヤホンの間を埋める製品で、「補聴器を選ばない層」を狙う。

左からNTT常務の大西佐知子氏、NTTソノリティの坂井博社長、プロダクトマネージャーの中野達也氏(筆者撮影)

「わずらわしい」が最大の壁

なぜ補聴器を使わないのか。日本補聴器工業会の調査「JapanTrak 2022」が答えを示す。「わずらわしい」57%、「難聴がそれほどひどくない」40%、「補聴器を使用しても元の聞こえに戻らない」38%、「経済的な余裕がない」38%。「まだ大丈夫」「つけたくない」という気持ちが、補聴器から足を遠ざける。

補聴器を使わない理由。「わずらわしい」が57%で最多(筆者撮影)

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【技術ではなく文化の壁】

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