我々で実施した東大生100人へのアンケートでは、「受験期でも運動をしていましたか?」という質問に対し、こんな結果が得られました。
つまり、約7割の東大生が受験期にも何らかの運動を取り入れていたということになります。
もちろん、彼らが全員アスリートのように本格的に運動していたわけではありません。「散歩を10分する程度」「寝る前にストレッチをする」「ラジオ体操だけは欠かさなかった」など、本当に軽い運動が中心です。しかし、それが集中力の維持や体調管理に大きく寄与しているのです。
受験生からはよく、「運動するくらいなら勉強したほうがよくないですか?」「時間の無駄では?」という声が上がります。しかし、これは真逆だと言えます。
直前期の戦いは、最後は体力勝負です。どれだけ頭が良くても、体調を崩してしまえば元も子もありません。共通テストのように長時間座り続けて集中力を維持する試験では、筋肉量や姿勢の維持力、血流の循環といった“身体的な土台”が、思考力や集中力以上に重要になる瞬間が必ず訪れます。
そんな中で、休み時間にスマホを見続けても、集中力は回復しません。むしろ脳が疲れ、注意力は低下します。一方で、軽い運動をすると血流が改善し、脳がリフレッシュされ、次の勉強により高い集中力で向かうことができます。
おすすめは「ラジオ体操」
自分が特におすすめしているのは、ラジオ体操です。「ラジオ体操!?」と驚く人もいるでしょうが、ラジオ体操は全身の筋肉をバランス良くほぐすように設計されており、短時間で全身の血流を一気に良くすることができるのでかなり効果的なのです。特別な準備も必要なく、3分ほどで完結しますが、効果は驚くほど大きいです。



















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