記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。連載を再構成し、加筆修正を加えた新刊『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』が、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。第105回は、受験生には適度な運動がなぜ必要か、についてお話しします。
東大合格者は受験生の時も運動
みなさんは、「東大に受かる人は、受験生時代でも運動をしている」と言ったら、どう思いますか?
東大受験生に対して、机に向かって長時間勉強しているイメージを持つ人が多いと思います。勉強時間を確保するために、体育の時間をサボりたくなる人もいたのではないか、と思う人もいるでしょう。
そのため、「東大に受かる人は、受験生時代でも運動をしている」と言ったら、多くの人は驚くと思います。
しかし、実は東大に合格した人の多くが、受験生時代に週1で10〜20分程度の運動の時間を取っていたのです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら