そんな皆実の初恋のエピソードとともに、それとリンクする謎の組織との対決、さらに警察組織同士の対立や内通者の存在を巡る駆け引きが見どころになる、王道の刑事アクションドラマだ。
従来のドラマ映画スタイルを踏襲している
どちらも、いかにも日本のドラマ映画らしいコテコテのエンターテインメント大作だ。一般層向けのわかりやすいイベントムービーであり、話題作を観るために映画館に足を運ぶ若い世代や、ドラマからのファンは楽しめるだろう。
一方、コアな映画ファンやシリアスドラマ好きなどの一部の層は、リアリティそっちのけの日本版ハリウッド映画的な、テレビドラマを派手にする従来のドラマ映画のスタイルを踏襲した作風に入り込めないかもしれない。
ただ、どちらもそれぞれのドラマの延長から、さらにストーリーを拡張したエンターテインメント性の高いスケール感のある物語になっており、映画ならではの醍醐味や、映画館の大スクリーンの鑑賞による充足感は得られるだろう。
今年1年の締めくくりの空いた時間や、新年を迎えて新たな気分に浸るときなどに、日常から離れて頭を空っぽにしてエンターテインメントを楽しむのには、ちょうどいい映画だ。
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【個人的に見応えがあった作品は…】
