大作映画が"超異例"の「同週公開」! 映画『緊急取調室』と『ラストマン』が年末にガチ対決 《テレ朝&東宝VS.TBS&松竹》の勝敗を占う
放送時の視聴率は初回14.7%、全話平均12.9%と高い数字をマーク。シリーズ化への期待が高まっていたなか、放送から2年を経てスクリーンに帰ってくるのが今回の劇場版。エンターテインメントシーンの第一線を走るベテラン2大スター、福山&大泉バディの芝居を楽しみにしているファンは多いだろう。
それぞれのドラマの持ち味が色濃く表れる劇場版
そんなドラマ2作の劇場版は、どちらもそれぞれのクセ強な味わいが色濃く表れている。
『緊急取調室 THE FINAL』が描くのは、警察と政治家の対峙だ。超大型台風が連続発生し、国家を揺るがす非常事態の最中にテロ事件が発生する。緊急招集されたキントリチームが容疑者を取り調べるなか、内閣総理大臣の過去の出来事が、進行中のテロに関係することが明らかになる。
自然災害による国家的非常事態に対応する首相の取り調べを要求するキントリチームが、政治と対峙する構図になる。社会正義を掲げるキントリメンバーは、組織の圧力に対して一歩も引かない。国民の安全と利益を盾にする政治家と激しくぶつかり合う。そこで描かれるのは、それぞれにとっての正義と信念であり、その尺度や基準を観客に問いかける。
一方、『映画ラストマン-FIRST LOVE-』には、皆実の初恋の人、ナギサ・イワノワ(宮沢りえ)が登場する。ロシアの世界的な天才エンジニアであり、謎の組織に追われていた彼女は、命の危険を感じ、アメリカへの亡命のため、ロシアから日本に逃れてきた。
皆実と心太朗は、護道泉(永瀬廉)やFBIから新たに派遣されたクライド・ユン(ロウン)、CIA、北海道警の合同チームとともに、ナギサのアメリカへの出国までを警護するが、謎の組織の襲撃を受け、絶体絶命の事態に追い込まれる。
劇中では、皆実とナギサの学生時代の淡い恋の記憶とその生活が描かれるが、そこには彼女のその後の悲運につながる出来事と、ふたりの数奇な運命が重ね合わせて映される。



















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