課長絶句・・・「雑用はやりません」「庶務の人に任せるべきです」 忘年会幹事を断った《1年目の新入社員》のまさかの"言い分"
一方、(2)手順(プロセス)は、基本的に変更してはならない。幹事なら次のような手順が考えられる。
↓
・予算を決める
↓
・上司に意見を聞く
↓
・店を決める
↓
・予約する
↓
・参加メンバーを募る
↓
・当日の席順を考える
この手順を間違えると、大失敗する。たとえば店を予約してから上司に相談したらどうなるか。
「その店は先月も使っただろ。違う店にしてくれ」
と言われて、やり直しになるのだ。手順を守らないと、二度手間、三度手間になり、タイパが極めて悪くなる。
幹事業務はプロジェクトマネジメントの縮図
そして、(3)各種調整が最も難しい。とくに「人×時間」のリソース調整は、デリケートな配慮が求められる。
「この日程だと部長が出張で参加できない」
「この時間帯だと、小さい子どもがいる社員が参加しづらい」
このような配慮ができるかどうかで、幹事の評価は大きく変わる。ダンドリ力がある人は、手強い人を味方につけている。
「部長に事前に相談しておいたら、『その日なら参加できる』と言ってもらえました」
「女性社員の希望を聞いて、お店を3つピックアップしました」
このように動ける人は、将来マネジャーになっても活躍できる。なぜなら、プロジェクト運営も同じ原理だからだ。
幹事業務を分解すると、実は立派なプロジェクトマネジメントであることがわかる。プロジェクトとは、複数のタスクの集合体だ。幹事業務も次のように分解できる。
このように分解すれば、「やるべきこと」が明確になる。そして各タスクの処理時間を見積もることも重要だ。
「店探しに2時間」
「日程調整に1時間」
「予算確認に30分」
このように処理時間を概算できれば、優先順位付けも簡単になる。時間がかかるタスクから早めに着手すればいいのだ。



















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