SNSで"首斬り"の投稿をした中国総領事に岸田元総理「外交官として極めて不適切」と指摘するも…日中関係のさらなる悪化には慎重な姿勢

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岸田文雄元総理
議員定数の削減について語る岸田文雄元総理
政治ジャーナリストの青山和弘氏が政党や各界の論客をゲストに招き、日本の政治を深掘りする「青山和弘の政治の見方」。今回はゲストに自民党の岸田文雄元総理を迎え、「議員定数の削減」「責任ある積極財政」「“存立危機事態”発言」などについて聞いた。
※記事の内容は東洋経済の解説動画シリーズ「青山和弘の政治の見方」の下記の動画から一部を抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。
(前編)
(後編)

 

自民が連立相手を変えたのは「必然」だった?

——高い支持率でスタートした高市政権をどう見ていますか。

いろいろな要因があるのでしょうが、やはり高市総理のキャラクターや考え方が多くの国民から好感を持って受け止められているということでしょう。世論調査でもそのような結果が出ていますし、自民党あるいは与党としては、歓迎すべき状況だと思います。

——公明党の連立離脱については、どう評価されていますか。

中央においては連立を離れるということになりましたが、自民党と公明党が連立を組んで協力してきた、26年間の歴史や人間関係は大変重たいものがあります。味方だった公明党が、急に「敵」になるというものではないと思います。

県議会や市議会では自民党と公明党が与党を組んでいる。こういった県は多いんだと思います。中央では自公の連立は解消しましたが、今後どのような関係を続けていくのかは、丁寧に対話して意思疎通を図っていくことが重要です。

—— 「リベラル」な公明党から「右寄り」の日本維新の会に連立相手を変えたのは、世界的な右傾化の流れの中で「必然だった」という見方もあります。

世界の流れ、時代の流れということもあるんだと思います。自民党や公明党の支持者にもそういった流れが影響していると思いますが、いずれにせよ自民党単独では過半数を取ることができない、すなわち国会において決めることができない状況です。

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