施術中、その女性は(仰向けの状態の)私の口に韓国のお菓子を突っ込んでくれたり、帰り際には紙パック入りのコーヒーを渡してくれたり、至れり尽くせりのサービスをしてくれた。
ちなみにバラマキ土産としては、歌舞伎揚のコストパフォーマンスが高い。
歌舞伎揚は味が濃いためか、普通の煎餅より外国人の口に合うようだ。元インド駐在員だった私の友人は、「歌舞伎揚の反応はいいよぉ。宗教上の理由で原材料を気にする外国人は多いけど、歌舞伎揚ならこれも問題なし」と教えてくれた。ちなみに子供向けだとビスコが好評で、お菓子ではないが100円ショップの扇子も受けがいいそうだ。
ベスト2位“おにぎりせんべい”はパッケージに強みあり
ベスト2位は大人も子供大好き、かわいいパッケージの「おにぎりせんべい」を選出したい。
透明なビニール袋に入った煎餅(醤油や塩味)を異国で配ってきた私だが、渡したときの相手のリアクションは“微妙”なことが少なくない。前述した歌舞伎揚も、口にする前は「なにこれ?」といった反応をされることが多い。きっと外国人からすると馴染みのない食べ物のため味が想像できず、姿かたちを含め、あまりおいしそうに見えないのだろう。
しかし、おにぎりせんべいには「子供が食べても大丈夫そう」といった安心感のあるパッケージが描かれている。どうやらこれが外国人の警戒感を下げてくれるようだ。食感も煎餅というよりスナックに近い。味も優しく、それいて醤油感(日本感)も感じられる。
2025年2月にバングラディシュへ渡航した際は、おにぎりせんべいが大活躍した。リキシャと呼ばれる人力車に乗っているとき、隣のリキシャにいた女子学生から「コンニチハ」と日本語で話しかけられた。なんでも日本が好きで、日本語の勉強をしているそうだ。



















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