「アドラー心理学」とも多くの共通点が…【2500年前の仏教】が"現代社会"でも通用する当然の理由
「経」は、「ブッダの教え」のことです。35歳で覚りを開かれたブッダは、80歳で亡くなるまでの45年間、各地を歩いて教えを説き、多くの人々を苦しみから救いました。
そのブッダに付き添い、誰よりもブッダの教えを聞いた弟子がアーナンダでした。ブッダ亡きあと、アーナンダを中心としてまとめたブッダの教えが「経」です。
「律」は、守るべき集団ルールのこと。
「1人だと怠ける。2人だと喧嘩をしたら終わり。3人だと2対1に分かれて対立する。だから、4人以上で集まって、助け合い、励まし合いながら修行する」
ブッダはこのように弟子たちに勧めました。この修行者の集まりのことを"サンガ"と呼びます。4人以上が集まれば、生まれ育った環境や持っている考え方が違って当然なので、全員が折り合って争うことなく生活していくための決まりが必要。それが「律」です。
「論」は、経や律に対しての注釈書、または、経や律について後世の弟子たちが独自の理論をまとめたものです。
この「経・律・論」を総称して「三蔵」と呼び、三蔵すべてに習熟したお坊さんのことを、三蔵法師と呼びます。
三蔵法師といえば、中国の小説『西遊記』に登場するキャラクターが有名ですが、あれは固有名詞ではありません。歴史上、「三蔵」をマスターした法師はたくさんおられるのです。
仏教には「苦しみの手放し方」の答えがある
さて、ここからが本題です。
三蔵の最後の「論」のなかに、人間の心について詳細に分析した「阿毘達磨(あびだるま)」という解説書があります。わかりやすく表現すると、仏教心理学の教科書です。
2500年前の教えが現代でも通用するの? そんな疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
でも、心配はいりません。通用するからこそ、仏教は廃れることなく連綿と伝えられてきたのです。そして、歴史上の多くの心理学者の方々も参考にしてきたのです。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら