「妊娠中の腰痛」の原因は"意外と身近"にあることも…【産前産後】の体の疲れを軽くする4つの知恵

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また、赤ちゃんの頭の位置が低くならないようにすることが大切です。赤ちゃんの位置が低くなると、重心が下がって負荷が大きくなります。

首から胸元あたりに頭がくるように抱っこすると安定します。その際、両脇をしっかり締めることも忘れないでください。脇を締めると赤ちゃんと体が密着して、腕の筋肉疲労を軽減することができます。

安全かつラクに「ベビーカーを運ぶ」方法

電車に乗るときや、階段を上るときなど、育児中の方は、ベビーカーを持ち上げなければならない場面がときおりあります。

体の仕組みを解析し導き出された 疲れないコツ大百科
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ベビーカーのハンドル部分をつかんで持ち上げようとすると、腕の筋肉に頼らなければならないので重労働です。また、ベビーカーが揺れてしまうので、中にいる赤ちゃんは驚いてしまいます。

ベビーカーを運ぶときは、ファイティングポーズとなり、本体の骨格をつかむようにしましょう。ベビーカーを体に密着させて運べば、電車に乗るときも、あたふたすることはないでしょう。

階段を上る場合も同様にしてください。ただし、ベビーカーに体を密着させていると、足元の視界が悪くなり危険なので、前向きには上らず、横向きになって段差を確認しながらゆっくりと上るようにしてください。

ただ、この方法はどうしても階段を上らなければならない状況のときの方法です。お子さんを乗せたまま階段を上るのは危険ですので、エレベーターなどの別の方法があれば、遠回りでもそちらを選択しましょう。

すでに歩けるお子さんなら、ベビーカーを畳んで、手をつないで一緒に階段を上るのがいちばんでしょう。

(出所:『体の仕組みを解析し導き出された 疲れないコツ大百科』より)
夏嶋 隆 メディカルトレーナー

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なつしま たかし / Takashi Natsushima

動作解析専門家。大阪体育大学サッカー部、関西国際大学サッカー部トレーナー。1957年生まれ、大阪府出身。大学を卒業後、実業団バレーボール部の指導者としてキャリアをスタート。当時無名だった久光製薬バレーボール部を国体優勝に導き一躍注目されるが、大怪我をきっかけに手技療法の道に進む。人間の動作を観察・記録し、科学的アプローチを背景にした、人間が本来持つ力を引き出す指導をする、動作解析の専門家として活躍を始める。とくにアスリートからの支持は絶大で、指導を受け活躍する現役選手は、サッカー界だけで30名以上。現在も医者もあきらめるほどの怪我を負った人を救い続けている。

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