「妊娠中の腰痛」の原因は"意外と身近"にあることも…【産前産後】の体の疲れを軽くする4つの知恵

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このような妊娠中の腰痛を改善するには、意外かもしれませんが、普段着用するブラジャーの位置が下がっていないか確認してみてください。

肩紐がゆるくブラジャーが下がっていると、猫背になりがちで、それが反り腰や腰痛へとつながってしまいます。これは妊娠していない女性にも多い腰痛の原因です。

とくに妊娠中から産後の期間はバストがサイズアップし、ブラジャーの肩紐をゆるくしている人が多く、それが原因で歩行時の反り腰を加速させていることが非常に多いです。

ブラジャーが原因で腰痛になっている人は、クーパー靭帯(脇の下から指3本分ほど内側にある胸のつけ根)と呼ばれる靭帯を押すと強い痛みを感じます。

この靭帯が弱っているため、体を支えられず、それが腰痛として現れているのです。ブラジャーの肩紐がたるまないようにするだけで、妊娠中も腰痛になりにくい歩行ができます。ぜひ試してください。

(出所:『体の仕組みを解析し導き出された 疲れないコツ大百科』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

妊婦帯は「腰痛対策」にも使える

日本では、妊娠5カ月目の「戌の日」に、安産祈願として「岩田帯(妊婦帯・腹帯・さらし)」を巻いてお祝いをする風習があります。子だくさんの犬にあやかっているわけですが、これは単なる風習ではありません。

妊婦帯をさらしのように胸の下まで巻くと、猫背になるのを防いでくれるため、腰にかかる負担を軽減してくれるのです。

お祭りで神輿を担ぐときも、女性はさらしを巻くことが多いですが、これも単なるファッションではなく、重い神輿を担いで腰を痛めないための昔の人たちの知恵だったのでしょう。妊婦帯も腰痛対策には有効だといえます。

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