集中力は低下、イライラしやすくなり、不安感まで増す…子どもの「スマホ脳」リスク高まる令和に東大生を育てた親がおすすめする本3選

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12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた
12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた
『12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた』(ダイヤモンド社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

まず紹介したいのが『12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた』です。この本では、東大の推薦入試合格者も含めて、選抜入試で難関大学に合格した1万人の学生が提出した志望理由書を徹底分析し、そこから見えてきた「10の力」を解説しています。

いまや大学入試は総合型選抜や指定校推薦など、推薦入試が主流になり、学力だけでなく課外活動を含む多面的な能力が問われる時代です。かつてのように「勉強だけできれば何とかなる」という状況ではありません。親御さんも、我が子が勉強についていけるかどうかを確認しているだけではいけない時代になってきています。人間的な成長を促し、ペーパーテストだけではなく面接でも評価されるような人間に育てていかなければならないわけです。

そんな時代の中で、この本はいろんなことを教えてくれます。「どんなポイントを褒めればよいのか」「どんな声掛けが子どもの人生を伸ばすのか」などのことを、時代の流れに合わせて丁寧に示してくれています。

また、「あなたのお子さんはここ半年で涙を流したことがありますか?」「ほぼ言葉の通じない異文化の人と1時間で仲良くなれますか?」などの問いは、読んでいて思わずドキッとさせられるはずです。ぜひお子さんの姿を思い浮かべながら読んでみてください。

スマホ脳
スマホ脳 (新潮新書)
『スマホ脳』(新潮社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

先ほども触れた通り、スマホはもはや「便利な道具」を超え、私たちの脳そのものに影響を与える存在になりつつあります。東大生の親御さんも、スマホと子どもの付き合い方について考えている場合が多く、その過程でこの本を読んでいたという人も多いです。

この『スマホ脳』では、スマホがどのように脳に作用しているかを解説してくれています。

著者であるスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンが、脳科学の視点から「スマホが人間の注意力・集中力・メンタルにどう影響しているか」を詳しく解説している一冊です。

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