集中力は低下、イライラしやすくなり、不安感まで増す…子どもの「スマホ脳」リスク高まる令和に東大生を育てた親がおすすめする本3選

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「人は1日に平均2600回スマホに触れる」「10分に1回は画面を確認している」といったデータが示すように、私たちの脳はLINEやSNSの通知、YouTubeのおすすめ、ニュース更新などにより、絶えず断片的な刺激にさらされています。その結果ドーパミンが過剰に分泌され、集中力は低下し、イライラしやすくなり、不安感まで増していく……。特にまだ未成熟な子どもの脳には、より深刻な影響が出る可能性が語られています。

これからスマホとどう向き合うべきかを知るために、ぜひ親子で読んでほしい一冊です。

AI時代に仕事と呼べるもの
AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
『AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

最後に紹介するのが『AI時代に仕事と呼べるもの』です。

「AIやロボットに仕事が奪われる」というのはよく語られますが、では逆にどんな仕事がAIに代替されないのかについては、まだ明確な答えが広まっていません。

本書ではその問いに対し、著者が出した答えを示しています。タイトル通り「AI時代でも価値を失わない仕事」が書かれているのですが、本書ではそれについて、以下の4つが挙げられています。

1. 「経験知」を積み上げる仕事
2. 「決断」をして責任を負う仕事
3. 「レビュー」で質を担保する仕事
4. 価値のインフラとなる「フィジカル」な仕事

東大生の親御さんは、「AI時代の中にあっても続いていく価値」を考え、そこから逆算しながら子どもを育てていくような子育てをしていたという人も少なくありません。

この本はそんな「AI時代の中にあっても続いていく価値」の現時点での答えを教えてくれているように感じます。

もちろん、ここに書かれた内容が全てではありませんし、今後さらに変化していく部分もあるでしょう。しかし、現時点での最適解がよく整理されていると強く感じられました。ぜひ手に取ってみてください。

親自身が学び続けることが大切

いかがでしたか? 不確実な時代だからこそ、親自身が学び続けることが重要になっていると感じます。子どもの未来をよりよい方向へ導くことができるのは、やっぱり親御さんです。ぜひこれらの本を読んでみてください!

西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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