業務スーパーで買い物する人が知らない「地方で増えまくる」本当の理由
業務スーパーのFC加盟企業は、元々カー用品店、ホームセンター、酒ディスカウンター、スーパーなど、別の祖業を持つ地方の小売りチェーンである。
次の表は各地の概況がわかる加盟店チェーンを抽出し、祖業と事業概況を示したものだが、多様な祖業を持つ小売りチェーンが有力加盟店となっていることがわかる。

有力加盟店は「敗者復活戦」勝ち上がり組
これらの祖業の業態、すなわちカー用品、ホームセンター、酒ディスカウンターなどのチェーンは、1970年代以降のモータリゼーションの進展とともに地方各地のロードサイドで勃興したが、2000年代以降の市場飽和と寡占化の進行によって再編淘汰の波に飲み込まれた。カー用品、ホームセンターなどの業態が、すでに有力大手によって市場が分割されていることはご存じの通りだろう。つまり、業務スーパーの有力加盟店は、地方小売りチェーンの「敗者復活戦」勝ち上がり組なのである。彼らがどんな会社か見ていこう。
上場している加盟店のうち最大の売上規模を誇るのが、G-7ホールディングスである。1970年代からオートバックスのフランチャイズ加盟店としてカー用品店をチェーン展開していたが、1990年代にはカー用品市場が伸び悩むようになり、2002年から業務スーパーの加盟店となった。



















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