――流通業界におけるトライアルホールディングスの特徴とはなんでしょうか。
まず言えるのは、流通小売り事業に加えて、それを効率的にオペレーションするための機能を提供するIT企業を傘下に持ち、リテールAI事業を展開しているということだ。
――店舗自体も一般的なスーパーやディスカウントストアより大きく、品ぞろえも充実しています。
われわれの主力業態は売り場面積1200平方メートル程度の「スーパーセンター」だ。「生活必需店」という言い方をしているが、お客様が生活する上で必要なものをフルサービスで提供できるお店づくりに取り組んでいる。
これから日本は人口が劇的に減っていくことが想定される。これまで小売業が専門店化を進められてきたのは、人口が増えていたからだ。今後は人口増加が続く都市部を除いて収斂することになるだろう。
当社が主戦場とする、人口減少の激しい田舎では専門店が成り立たなくなる。(人々が生活するための)インフラを維持していくために、当社のスーパーセンターのようなフルサービスの小売業が絶対必要になると考えている。
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