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一杯580円から"6万円"まで!地元民憩いの日常カフェが、実は"世界レベル"だった…南米に自社農園まで持つコーヒーチェーンの凄み

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  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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同社ではコーヒーへの並々ならぬこだわりを持っている。同社では社長が日本から遠く離れた南半球のコーヒー産地に足しげく赴き、生豆の買い付けを行ってきた。さらに1997年にはコロンビアに自社農園を設立している。一般的に自家焙煎店は商社を通して豆を仕入れるのに対し、サザコーヒーでは直接買い付けのみならず自らコーヒー豆の生産を手掛ける。

長年にわたり世界の生産地とコネクションを築いてきたからこそ、希少なゲイシャも取り扱えているということだろう。他のコーヒー企業にはなかなか出せない商品だ。

コーヒーマニアではなく地元の人のための店

サザコーヒーは豆へのこだわりだけでなく、それを淹れる人の育成にも力を入れる。日本一のバリスタを決める大会「ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)」はコーヒー業界で毎年注目されるコンテストで、日本各地のコーヒーの名店から代表選手が出場する。いわばコーヒーの全国大会だ。サザコーヒーはその常連で、過去何名もの決勝出場者や優勝者も輩出している。

店前は所属スタッフのJBC出場を祝う掲示が(筆者撮影)

そんな日本トップクラスのバリスタの味が、茨城のいたるところで味わえる。

ここまで読むと、サザコーヒーは「コーヒーマニア向けの店なのか?」と思うかもしれない。しかし、それは間違いだ。サザコーヒーはコーヒーへの飽くなきこだわりを貫きながらも、決してマニア向けに走らず、難しさを一切感じさせないのがすごいところだ。

実際に店内では、老若男女がそれぞれの時間を過ごしていた。コーヒーマニアがわざわざ訪れるパターンよりも、地元の人が日常の中で利用しているシーンのほうが圧倒的に多そうだ。サザコーヒーはあくまで日常に溶け込むカフェとして営業している。そんな日常で飲むコーヒーが極上のものであるなんて、茨城県民がうらやましい。

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