「ユニクロは高級品!?」「日本の"あのコスメ"が友人に大好評」→フランス育ちの日仏クォーター女子大生が語る、日本で買いたくなるモノ

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アンナさんによると「イスラム教徒の彼女たちは優しさや思いやりがあり、日本人と似ている」という。例えば家族団欒。「私の周りのフランス人の同級生は、夕食も家族バラバラで食べる人が多かった」とアンナさん。しかし、アンナさんの周りにいるイスラム教徒の同級生は「宗教的に家族を大切にしているので、日本の家庭のようにみんなで同じ時間に同じ献立を食べることが多いのです。そういう価値観が似ているところが、私にはイスラム教の友達も多い理由かもしれません」。

大学のクラスメイトは半分が日本好き

アンナさんが通っているフランスの大学のクラスメイトは約40人で、なんと半数以上が日本好きなのだそう。同級生を見ていると「日本を好きになるきっかけはアニメがほとんど」で、最初はみんなストーリーの面白さにハマる。「そしてアニメで日本人の親切さを知り、実際の日本人の性格もきちんとしている。それが日本が好かれている一番の理由だと思います」。

最近は、フランスでも韓流アーティストが人気だが、それでもアンナさんのクラスメイトで韓国が好きなのは全体の5人ほど。ちなみにアンナさんもその一人で、現在韓国語を勉強している。

フランスにいる親から頼まれた醤油や味噌などの食材は、自分のものですっかりスーツケースが重くなってしまったため「このあと時期をずらして日本に来る弟に荷物を託しました」と笑う(筆者撮影)

「カワイイ」は、フランスでかなり知られている日本語だ。筆者の周りにも「日本の物はカワイイ」というフランス人が多い。アンナさんが買ってきたモノを見ながら、日本に来たフランス人もこんなふうにカワイイものを見つけて、日本で買い物を楽しんでいるのかなと思った。

ところでアンナさんと筆者は親子ほどの年の差だが、取材中にはちょっとした恋バナでも盛り上がった。筆者が何気なく言った「アンナさん、モテそうですね」に反応し、話がヒートアップ。さすが議論好きのフランスだ。その後筆者は前言を撤回することとなる。その様子は後編でお届けする。

後編:「フランスには『モテそう』という言葉がないんです」フランスの女子大生が戸惑った“日本の当たり前”と「遊ぶのにお金がかかる」日本の衝撃
美矢川 ゆき フリーライター

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みやかわ ゆき / Yuki Miyakawa

2001年より海外旅行の添乗員として活動。これまでに1万人以上を世界各地へ案内してきた。歴史・文化・風土に根ざした「土地とつながる旅」を実践。2022年からフリーライターとして活動を開始。1999年から海外あちこち暮らしを続け、現在はフランス領バスク地方の海辺に暮らす。札幌出身。

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