《秋ドラマの3強》が意外と苦戦…「もしがく」「ちょっとだけエスパー」「ロイヤルファミリー」の超豪華キャストドラマは"失敗作"なのか?
「もしがく」は、菅田将暉さん、二階堂ふみさん、神木隆之介さん、浜辺美波さん、菊地凛子さん、小池栄子さん、市原隼人さん、生田斗真さん。
「ちょっとだけエスパー」は、大泉洋さん、宮﨑あおいさん、ディーン・フジオカさん、北村匠海さん、岡田将生さん。
「ザ・ロイヤルファミリー」は、妻夫木聡さん、目黒蓮さん、松本若菜さん、小泉孝太郎さん、沢村一樹さん、黒木瞳さん、佐藤浩市さん。
これだけ主演級俳優をそろえた作品は、年間を通じて放送される大河ドラマか、来年の続編放送が発表された「VIVANT」(TBS系)くらいでしょうか。
しかも「もしがく」は脚本に三谷幸喜さん、「ちょっとだけエスパー」は脚本に野木亜希子さん、「ザ・ロイヤルファミリー」は演出に塚原あゆ子さんと、制作陣にもビッグネームがそろいました。そんな作品が同じクールに3つもそろったのですから、期待感が高まっていたのは間違いないでしょう。
しかし、秋ドラマが序盤から中盤に差しかかる11月上旬の今、最大の話題は「じゃあ、あんたが作ってみろよ」。竹内涼真さん演じる主人公のキャラクターと、明るく自由度の高い演出などがウケて、特にネット上では圧倒的な支持を集めています。
一方、前述した「3強」の盛り上がりは「今1つ」というムード。なかには早々に「失敗作」という厳しい声もありました。はたしてその理由はどんなものがあるのか。また、今後はどのくらい期待できるのでしょうか。
今秋の「3強ドラマ」が序盤で苦戦する理由
「3強」を個別に見ていくと、まず「もしがく」は1984年の渋谷が舞台の物語。まだ何物でもない若者たちが夢や恋に悩み、衝突しながらも、エネルギッシュに突き進もうとする姿が描かれています。
物語は、横暴な言動で劇団を追われた久部三成(菅田将暉)が渋谷の繁華街・八分坂を訪れ、閉店寸前のストリップ劇場に雇われたところからスタート。
久部はストリップではなくシェイクスピアの舞台を上演することを提案し、ダンサーの倖田リカ(二階堂ふみ)や構成作家の蓬莱省吾(神木隆之介)らと初公演に至るまでが描かれてきました。


















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