「ノースフェイスとの違いは?」アークテリクスが支持される"ヨーロッパ調機能美"の神髄

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
アークテリクス
東京・池袋の東武百貨店にオープンした「アークテリクス 池袋東武ブランドストア」 (撮影:梅谷秀司)

朝晩は肌寒さを感じる季節となり、暖かい上着で外出する人も増えた。

近年、高感度な消費者に人気なのが、アウトドアブランド「アークテリクス」(ARC’TERYX)だ。カナダで誕生したブランドで、日本国内でも店舗を増やしている。今年9月12日には東京都内の「ニュウマン高輪」(東京都港区)に、10月30日には「東武百貨店 池袋店」(同豊島区)に出店した。

最近はオープン時に整理券を配布して入場を規制し、売れ筋商品の在庫は逼迫するほどだ。価格は決して安くないが、なぜ支持を集めるのか。日本国内の事業責任者に聞いた。

特徴は「シンプルなデザイン+ヨーロッパ調」

アウトドアの人気ブランドには、例えば「ノースフェイス」(THE NORTH FACE)や「パダゴニア」(Patagonia)がある。「アークテリクス」は競合とはどう違うのか

「『シンプルなデザインでヨーロッパナイズされている』のが特徴です。競合にはアメリカ企業も多いですが、アークテリクスの発祥地はカナダのバンクーバー。かつてはイギリス系やドイツ系の住民が多く、今でもヨーロッパ文化の影響を受けています。また、もともとクライマーが始めたブランドということもあり、商品の耐久性も特徴です」

運営するアメアスポーツ ジャパンの高木賢氏(アークテリクス ブランドヘッド)はこう語る(以下、発言は同氏)。高木氏はレナウンやゴールドウインを経て2013年1月に入社。翌年の東京「原宿店」出店から携わり、日本事業を推進してきた人物だ。

この記事の画像を見る(27枚)
アークテリクス ブランドヘッドの高木賢氏(撮影:梅谷秀司)
次ページ国内店舗数は23店に
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事