「ノースフェイスとの違いは?」アークテリクスが支持される"ヨーロッパ調機能美"の神髄

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日本は世界的にみても「バックパック姿が圧倒的に多い国」だという。デザインはカナダ本社が行い、十数名のカラーデザイナーが担当するのも特徴だ。

アークテリクス
「バックパック」商品の展示(撮影:梅谷秀司)

アパレルは「アルファ SV ジャケット」が人気だ。もともとクライマー向けに作られており、価格は15万1800円。以前のモデルより価格は高騰し、購入者は中高年やインバウンドが多い。素材はゴアテックス(アメリカのW.L.ゴア&アソシエイツ社製)を用いる。

「防水性・透湿性・防風性などの視点でゴアテックス生地を選び、ジャケットにも用いています。素材では番手(糸の太さの単位)が大きい高強力の糸も使用するなど、耐久性をさらに高めています。スキーで着られる方も多く、雪山では明るいカラーが人気です」

アークテリクス
人気の「アルファ SV ジャケット」。“アルファ”(シリーズ名)は、クライミングやアルピニズムなど山の過酷な自然環境下で行うアクティビティから身を守る軽量でミニマリスト・デザインを意味する(撮影:梅谷秀司)

修理にも応じ、洗濯体験もできる

「アークテリクスは価格が高いだけではありません。さまざまな顧客サービスもあります」と高木氏が説明する例が、店内の付帯設備だ。

そのひとつ、リペアセンターとなる「ReBIRDサービスセンター」は同社の公認商品の修理を担当し、顧客にはメンテンナンス方法も伝える。

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