「ノースフェイスとの違いは?」アークテリクスが支持される"ヨーロッパ調機能美"の神髄

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事前予約制だが、例えば持参した商品が一部破損していれば、不具合を調べて対応し、軽度の修理の場合は無償で行う(商品の状態によって修理の日時や費用は異なる)。池袋店などReBIRD併設店には専門スタッフが常駐している。

アークテリクス
店内にある「ReBIRDサービスセンター」(撮影:梅谷秀司)

ゴアテックスのアパレルなど洗濯と撥水加工を行う「専用洗濯機」もある。

「時々『ゴアテックス製は洗えませんよね?』と聞かれますが、そんなことはなく、機能性の維持や商品寿命を延ばすためにも洗濯など定期的なお手入れが大切です。事前に申し込みいただければ、無償でこの洗濯機で洗うことができます」

公式サイトでも洗濯方法や洗濯頻度などを紹介している。新しい商品への買い替えではなく、修理や手入れを推奨するのは“サスティナビリティ”の視点からだ。

アークテリクス
「専用洗濯機」は“高級乗用車が1台買えるほどの価格”だという(撮影:梅谷秀司)

国内1号は原宿店、大都市で店舗展開

ブランドの歴史と日本国内での店舗展開の流れも紹介しよう。

1989年にカナダで誕生した当初は「ロックソリッド」という社名で、クライミング用のハーネス開発から始まった。2年後の1991年に社名を「アークテリクス」に改名。特徴的なロゴは「始祖鳥」(アーケオプテリクス)の化石がベースで、ブランド名もこれをアレンジ。人気商品のバックパックは1994年、アパレルは1998年からスタートした。

アークテリクス
祖業の「ハーネス」は現在も商品展開する(撮影:梅谷秀司)
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