堀江貴文が警告「体力貧乏だけにはなるな」。《「貯筋」は確実に儲かる投資》誰でも「いますぐ」はじめられる"体力のムダ遣い"の見直し方

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体力も同じだ。トレーニングによって体力の絶対量を増やす努力はもちろん大切だ。でも日常的にムダにエネルギーを費やしている事柄を除去するほうが先決である。つまり「可処分体力」を増やすのだ。

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たとえば都会で暮らす人にとって、最大の〝体力泥棒〞のひとつが満員電車での通勤だろう。他人のため息と憂鬱な空気のなかで身動きも取れず、ただひたすら耐えるだけの時間。会社に到着するころには、本来仕事に使うべきエネルギーの大半がすでに削られている。

でもその解決策はある。たとえばリモートワークが可能な会社に転職する。あるいは職場の近くに住む。思い切りが必要かもしれないが、これまで浪費していた体力と時間を取り戻す投資だと考えれば、かなり合理的だ。

またスマホもその付き合い方を間違うと、確実に体力を奪われてしまう。無意味に次から次へと流れてくるショート動画は厄介だ。手軽に得られる短期的な快楽と引き換えに、あなたの集中力や思考力は削られていく。得られるものはほとんどないのに、ひたすら心身を消耗するのである。

結論の出ない会議への出席も同様だ。そこで費やされるのは時間だけではない。愛想笑いを浮かべ、その場の空気を読み、当たり障りのない会話を続けるような「感情の労働」は、そうとうなエネルギーを浪費する。

グチや否定的な言葉ばかりを口にする人との付き合いもそうだ。相手の感情のゴミ箱になるのに等しい行為である。あなただけ一方的に体力を奪われて終わりだ。

消耗させるものを取り除く「引き算」の発想

体力貧乏だけにはなるな。毎日を乗り切るだけで精一杯。新しい挑戦をする気力すら湧いてこない。つねに何かに追われ、視野も狭くなっていく。貧すれば鈍するのだ。

まるで底に穴の空いたバケツに必死に水をそそぎ込んでいるようなものだ。いくらトレーニングをしたところで穴を塞がないかぎり、その頑張りは用をなさない。

自分の生活を見つめ直し、体力のムダ遣いをひとつずつ手放していこう。ムダをなくすのは、何かを新しくはじめる「足し算」のアプローチではない。あなたの生活から不要なもの、あなたを消耗させるものを取り除いていく「引き算」の発想だ。いまこの瞬間からできるはずだ。

POINT:体力泥棒を徹底的に排除しよう
【前の記事】儲かる投資先は?ー。堀江貴文の答え「自己投資こそ最強」に欠かせない大前提とは?《賢く体力を使い、人生にレバレッジをかけよう》
堀江 貴文 実業家

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ほりえ たかふみ / Takafumi Horie

1972年、福岡県生まれ。実業家。SNSグループ株式会社代表。現在はロケット開発や、アプリのプロデュース、また予防医療普及協会として予防医療を啓蒙する等、様々な分野で活動している。会員制オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」のメンバーは500人を超える。『本音で生きる』(SB新書)、『多動力』(幻冬舎)等、著書多数。

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