サウナで「ととのった!」は"疲労感"が取れるだけ…専門家が指南【本当に疲れを取る】2つの入浴法

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大量の汗をかいたら新陳代謝がよくなると思われていますが、汗をかいても体内では脱水が進むばかりで、血行がよくなるわけではありません。むしろ、水分が減ることによって、血流の悪化を招きかねないのです。

脳内麻薬による「ととのった!」

また、刺激を与えるとその苦しみをうち消すために、エンドルフィンなどの脳内麻薬が出てきます。脳内麻薬が出ている間、脳で優先されるのは快感や気持ちよさ。まさにサウナで「ととのった!」と感じているのは、そういう状態というわけですね。

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脳の欲求はさらにエスカレートしていくため、次はもっと強い刺激を求めてしまう。これは脳にとっても自律神経にとっても非常に危険なことです。つまり、サウナや岩盤浴は、自律神経の「安心・安全・快適」とはほど遠い環境であると心得てください。

昔は男性ばかりだった「サウナー」ですが、最近は女性人気も上昇中。たっぷり汗をかくことで、美肌につながるように感じている人も見受けられます。

しかし、女性はただでさえ血圧が低いことが多く、自律神経が疲弊しやすい。サウナや岩盤浴などで自律神経を酷使し、さらに血流まで悪化させていれば、美肌とはかけ離れていくのではないでしょうか。もちろん、疲れも溜まっていきます。

熱さに耐え続けて、ほんのいっときの爽快感を得るよりも、適温の家でのんびり休むほうが、断然、疲労は回復できますよ。

梶本 修身 東京疲労・睡眠クリニック 院長

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かじもと おさみ / Osami Kajimoto

医師・医学博士。大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。2003年より産学官連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。大阪市立大学大学院医学研究科生体情報解析学講座教授、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授などを歴任。ニンテンドーDS『アタマスキャン』を開発し、「脳年齢」ブームを起こす。『ホンマでっか⁉TV』『めざましテレビ』『羽鳥慎一モーニングショー』『ひるおび』『news zero』『あさイチ』『ニュースウオッチ9』など、テレビやラジオにも数多く出演。著書に『すべての疲労は脳が原因』シリーズ(集英社新書)、『疲労回復の名医が教える 誰でも簡単に疲れをスッキリとる方法』(アスコム)、『疲労回復の専門医が選ぶ健康本ベストセラー100冊「 すごい回復」を1冊にまとめた本』(ワニブックス)、『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』(日本文芸社)ほか多数。

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