東洋経済オンラインとは
ライフ

サウナで「ととのった!」は"疲労感"が取れるだけ…専門家が指南【本当に疲れを取る】2つの入浴法

6分で読める
  • 梶本 修身 東京疲労・睡眠クリニック 院長
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

大量の汗をかいたら新陳代謝がよくなると思われていますが、汗をかいても体内では脱水が進むばかりで、血行がよくなるわけではありません。むしろ、水分が減ることによって、血流の悪化を招きかねないのです。

脳内麻薬による「ととのった!」

また、刺激を与えるとその苦しみをうち消すために、エンドルフィンなどの脳内麻薬が出てきます。脳内麻薬が出ている間、脳で優先されるのは快感や気持ちよさ。まさにサウナで「ととのった!」と感じているのは、そういう状態というわけですね。

『世界一眠らない日本に疲労専門医が伝えたい お疲れ日本人の本当の休み方』(Gakken)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

脳の欲求はさらにエスカレートしていくため、次はもっと強い刺激を求めてしまう。これは脳にとっても自律神経にとっても非常に危険なことです。つまり、サウナや岩盤浴は、自律神経の「安心・安全・快適」とはほど遠い環境であると心得てください。

昔は男性ばかりだった「サウナー」ですが、最近は女性人気も上昇中。たっぷり汗をかくことで、美肌につながるように感じている人も見受けられます。

しかし、女性はただでさえ血圧が低いことが多く、自律神経が疲弊しやすい。サウナや岩盤浴などで自律神経を酷使し、さらに血流まで悪化させていれば、美肌とはかけ離れていくのではないでしょうか。もちろん、疲れも溜まっていきます。

熱さに耐え続けて、ほんのいっときの爽快感を得るよりも、適温の家でのんびり休むほうが、断然、疲労は回復できますよ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象