外国人が驚く!ニッポンの「鉄道作法」10選 日本の「常識」は海外からみると「ガラパゴス」

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4)回転できる座席

グループで列車に乗る時、座席を回転させて4人向い合わせで座ることができる。日本では当たり前のことだが、海外では、そもそも座席を回転させることができない車両が多く、これも外国人からすると驚きだ。

海外の場合、いわゆるボックス席になっているか、客車の中心部を境に前向きのシートと後ろ向きのシートがずらりと並んでいる状況、ボックス席や2人掛け席が適当に配置されている場合などさまざまである。

アメリカでは、長距離バスのように座席が一方向を向いたまま固定されていて、終点に着いたら列車ごとデルタ線やループ線で方向転換をしている例もあった。土地が広く列車本数が少ないからできる芸当なのだろう。

畳敷きや駅弁は日本ならでは

畳敷きのお座敷列車は日本の鉄道ならではだ(写真:PIXTA)

5)お座敷車両では靴を靴入れに

一方、はやりの観光列車ではお座敷車両も目につく。こうした車両では、デッキまでは靴を履いたまま乗車できるけれど、その先は靴を脱いで、レジ袋のような備え付けの靴入れに靴を入れて席につくこととなる。

畳敷きに縁のない外国人にはこれも伝えてあげる必要がある。まさかホームで靴を脱いで列車に乗車する人はいないと思うけれど、そうなったら明治初期の笑い話のようにホームに靴だけ取り残されることになる。

6)食事の心配

車内販売がない国も多いので、無くても困る外国人は少ないと思うけれど、食事の心配はあると思う。車内の売店や食堂車は日本以上に充実している国があるので、食堂車がないことは事前に周知したい。

その代わり、大きな駅の売店でさまざまな駅弁を売っているので、地域色豊かな味覚が楽しめることも教えてあげたい。同時に、ほとんどが割り箸付きなので、箸が使えない外国人には、事前にナイフやフォークを用意するか、サンドウィッチを薦めるなど対策を講じてあげたほうが親切であろう。

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