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SNSでバズった「スケボーに乗る亀」、警察に"外来種"と言われ…殺処分から救った命《求愛ダンス》の相手は子猫!?種を超えた愛の形とは

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とはいえ亀は甲羅を完全に乾かさないと発育不良が出てしまうため、定期的に水槽から出して、「部屋んぽ」をさせているという。

そして預かり期間の3カ月が過ぎた12月、軍曹くんは正式にあめちさんの家族となった。そして同じ月、もう1匹の家族が加わることとなる。

パートナー猫「小雪」ちゃんとの出会い

2022年12月25日、福岡に雪が降ってホワイトクリスマスとなった日に、その子はやってきた。

「私が住む地域では、野良猫に避妊手術を施して、地域猫としてみんなで飼う習慣があります。うちの庭にも、よくハチワレ猫がご飯をねだりに来ていたんです」

しかし、その日庭先に現れたのは、いつものハチワレだけではなかった。モナちゃんにそっくりな柄の子猫が一緒だったのだ。

「もしかして、モナだと思って連れてきてくれたのかもしれません。扉を開けたら、その子だけが家の中に入ってきました」

小さな猫の体は、熱を持っていた。慌てて病院に連れていくと、猫風邪との診断を受ける。小さく弱った状態では、重症化して肺炎などを引き起こし、命に関わる可能性もある。動物病院で注射を3本打ってもらい、あめちさんは子猫を家で育てることを決めた。雪の舞う日にやってきたので、「小雪」ちゃんと名付けた。

「この子が、軍曹のことを大好きになってしまったんです」

初めて水槽越しに軍曹くんと対面したとき、小雪ちゃんはずっと軍曹くんを見つめ続けていた。あめちさんが水槽の隣に猫用のベッドを置いてあげると、1枚のガラスを挟んで、2匹はぴったり寄り添って眠るようになる。

迷い猫・小雪ちゃんは軍曹くんに興味津々。水槽の前から離れなかった(写真提供:あめちさん)

「冬場、大きな水槽に水を張らず、軍曹のために温かいベッドを入れてあげていたんです。そしたら、いつの間にか小雪ちゃんも水槽の中に入っていて。危ないかなって思って見ていると、眠っている小雪ちゃんの足に、軍曹が頭をこすりつけるようにフリフリし始めました」

それは亀の求愛ダンスだった。小雪ちゃんばかりが軍曹くんを追いかけているように見えたが、実は相思相愛だったのだ。

そしてこの2匹の関係が、あめちさんの人生に大きな変化をもたらすこととなる。

種を超えて仲良しになった亀の軍曹くんと猫の小雪ちゃん(写真提供:あめちさん)

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