大阪万博の展示品はこのあと、どこへ行くのか? 熱狂も冷めやらぬなか、パビリオンや設備の移設先が続々と決定、その背景
パビリオンから全国へ。そこかしこで展示品の移設も
パビリオンだけでなく、展示品の中にも、移設され万博後も見られるものがいくつかある。
イタリア館ではほぼ毎週、同国の異なる州を紹介する展示を行っていたが、7月7日から1週間行われたモリーゼ州の展示ではプレミアータ・フォンドリア・マリネッリ社の職人が「イタリアと日本の友好」や「人類の平和」、「未来への希望」を願って制作した鐘が展示された。1週間の展示後、この鐘は大阪市中央区のカトリック玉造教会に移設済みだ。
このほか、石黒浩によるシグネチャーパビリオン「いのちの未来」に展示されていた7体のアンドロイドは京都府のけいはんなオープンイノベーションセンターに、よしもとwaraii mirai館のMASARU OZAKI作の全長4mの巨大なネギの作品「問いかけられるネギ」はネギの名産地の群馬県下仁田町に、大阪ヘルスケアパビリオンに展示されていたiPS細胞で作った「心筋シート」の映像や心臓の模型、パネル展示などは大阪市内の最先端の医療拠点、中之島クロスに12月末までに移設をし展示を始める、という。


















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