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休日にまで、ついつい頭に浮かんでしまう【嫌な上司の存在】を"たった1分"で振り払う簡単な方法

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  • 西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者
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②連絡先リストからも「消える」効果

携帯電話の連絡先は「あいうえお順」で表示されますが、英数字は一番最後。「B」に変更すると、その上司は連絡先リストの最下部に移動し、日常的に目に入る回数が減ります。

その結果、相手を意識して思い出す回数が物理的に少なくなり、ストレスを感じる頻度も自動的に縮小していきます。

③脳はコントロールできるとき快感を感じる

ここがもっとも重要なポイントです。扁桃体は、コントロールできないものに反応して恐怖を感じます。

たとえば、車の運転席にいきなり知らない人が乗ってきてアクセルを踏まれたら、どんな気持ちになるでしょうか。多くの人が怖いと思うでしょう。

しかし、自分でハンドルを握って操作できると大きな安心感が戻ってきます。実際の研究でも、私たちはコントロールできる状況にいると、「楽観主義バイアス」といって、プラスに考える力が高まることがわかっています。

ヴォルデモートを「例のあの人」と呼ぶ理由

「B」はただの記号であり、「人」ですらありません。そのため、心理的距離が大きくなるだけでなく、自分にコントロール感が戻ってきやすくなるのです。

名前の力を利用して親近感を作るのではなく、逆に、名前から力を奪い取ることで、コントロール感を取り戻す。この方法は、実はハリー・ポッターの世界でも描かれています。

魔法界の人々は、ヴォルデモートのことを「例のあの人」「名前を言ってはいけないあの人」と呼んでいました。名前を口にすると、恐怖がよみがえるからです。

だから名前を封印し、別の呼び方をすることで、恐怖をコントロールしていたのです。作者のJ・K・ローリングは、名前が持つ心理的な力を知っていたのかもしれません。

苦手な人の名前を「B」や「あの人」(または別の名前)に変える。たったそれだけで、自分に本来のコントロール感が戻り、相手はあなたの脳内で「力を失った存在」になっていきます。

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