【やや貧乏な初老夫婦のライフハック】東京23区の30㎡→25㎡・6畳1Kへ3万円台で引越し! 圧倒的なコストカットや断捨離術を惜しみなく明かす 

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引き取りはスッパリお断りして、自力で次の貰い手を探すことにしました。結果的には、出品して数日のうちにほとんどのものに貰い手がつき、粗大ゴミに出したのはほんの数点だけでした。

「もったいない」より「今の暮らしに合うか」

壁一面の収納
旧居で使用していたスチールラックを買い足して作った、壁一面の収納(筆者撮影)

まだ使えるモノだと「手放すのはもったいない」と誰しも感じるのではないでしょうか? 処分することには罪悪感をともないますし、ついつい「まだ動くから」「いつかまた使うかも」などと手放すことを後回しにしてしまいがち。

一旦フリマサイトに出品することで、「売れないということは、これは他の人からも必要のないモノ。まだ使えても“価値がないモノである”」というお墨付きがもらえるので、心の整理がつきやすくなります。「手放すこと=もったいない」ではなく、「必要ないものを持ち続けることこそが、スペースを無駄にするのだ」と素直に認められるようになりました。

私たちの暮らしにとって必要かどうか。それを基準にすると、驚くほどスッキリ決断できるようになります。

結果、運び出す荷物はスチールラック1台、テレビ、小型の家具・家電、そしてダンボール30個ほどにまとまりました。繰り返しますが、荷物が少なければ少ないほど、引越しの料金は下がります。業者は作業時間とトラックのスペースで料金を決めているため、荷物を減らせば確実にコストが下がるのです。

とはいえ、「ダンボール10個ぐらいでいけるかな?」とタカを括っていたところ、詰め込めど詰め込めど荷物が減らず、結局はダンボール30個近くに。「思っていたより多いな」と思っていたのですが、引越し屋さん曰く、我が家の荷物は少ないほうで、一般的なミドルシニア夫婦2人暮らしの引越し量の半分以下だとのこと。

「たかが5㎡小さくなるだけ」と思っていたら、「されど5㎡」。思った以上に6畳の部屋は狭く、荷物が入りきらずに右往左往することになるのですが、それは、次回のコラムでお話ししたいと思います。

【合わせて読む】やや貧乏な初老夫婦が「港区の保養所」で見た光景 では、港区の保養所を利用した“正直な感想”について、大木奈ハル子さんが詳細に解説しています。

小さく暮らす

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大木奈 ハル子 ブロガー・ライター

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おおきな はるこ / Haruko Ookina

40代のサブカル好き主婦ブロガー・ライター。東京都港区の、狭くて古い(30平米築50年)ボロマンション在住のミニマリストで、夫と猫と同居中。趣味はチェーン店の朝メニュー食べ歩き、特技は節約とDIY。日本聴導犬協会の、子犬預かりボランティア活動中。著書に『台所図鑑』(大和書房)がある。テレビ出演は『マツコの知らない世界』『THE TIME,』(ともにTBS系)、「朝メシまで。」(テレビ朝日系)、『旬感LIVEとれたてっ!』(関西テレビ)など。『東洋経済オンラインアワード2023 クリエイティブ賞』受賞。アメブロ公式ブロガー。
アメブロ:https://ameblo.jp/1room2live/
朝メニューブログ:https://865.games/
X(旧ツイッター):@tei_nai

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