引き取りはスッパリお断りして、自力で次の貰い手を探すことにしました。結果的には、出品して数日のうちにほとんどのものに貰い手がつき、粗大ゴミに出したのはほんの数点だけでした。
「もったいない」より「今の暮らしに合うか」

まだ使えるモノだと「手放すのはもったいない」と誰しも感じるのではないでしょうか? 処分することには罪悪感をともないますし、ついつい「まだ動くから」「いつかまた使うかも」などと手放すことを後回しにしてしまいがち。
一旦フリマサイトに出品することで、「売れないということは、これは他の人からも必要のないモノ。まだ使えても“価値がないモノである”」というお墨付きがもらえるので、心の整理がつきやすくなります。「手放すこと=もったいない」ではなく、「必要ないものを持ち続けることこそが、スペースを無駄にするのだ」と素直に認められるようになりました。
私たちの暮らしにとって必要かどうか。それを基準にすると、驚くほどスッキリ決断できるようになります。
結果、運び出す荷物はスチールラック1台、テレビ、小型の家具・家電、そしてダンボール30個ほどにまとまりました。繰り返しますが、荷物が少なければ少ないほど、引越しの料金は下がります。業者は作業時間とトラックのスペースで料金を決めているため、荷物を減らせば確実にコストが下がるのです。
とはいえ、「ダンボール10個ぐらいでいけるかな?」とタカを括っていたところ、詰め込めど詰め込めど荷物が減らず、結局はダンボール30個近くに。「思っていたより多いな」と思っていたのですが、引越し屋さん曰く、我が家の荷物は少ないほうで、一般的なミドルシニア夫婦2人暮らしの引越し量の半分以下だとのこと。
「たかが5㎡小さくなるだけ」と思っていたら、「されど5㎡」。思った以上に6畳の部屋は狭く、荷物が入りきらずに右往左往することになるのですが、それは、次回のコラムでお話ししたいと思います。
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